インテリアデザイナーの仕事をするのに資格は必須ではありませんが、何を勉強してどこに就職すればインテリアデザイナーになれるのか、明確に答えられる方は少ないはず。
社会人がインテリアデザイナーを目指す場合は基礎から順序立てて効率よく学ぶことができる専門学校に通うことをおすすめします。
同じ目標を持った仲間を見つけることもできるので切磋琢磨しながら目標に向かうことができますよ。
特におすすめのインテリアデザイナー専門学校2校
では早速インテリアデザイナーを目指す方におすすめな専門学校を10校ご紹介いたします。
受講料についてはいづれの学校も公式サイトには明記していないので、少しでも気になった学校には積極的に連絡して資料を取り寄せてみてください。
そしてオープンキャンパスにも是非足を運んでみてください。その際は何校か比較してみることもおすすめです。
公式サイトやネットだけでは全ての情報を受け取ることはできません。
直接校舎を訪ねて、校舎の雰囲気を感じることが大切です。
東京デザインプレックス研究所
専攻 | インテリアデザイン専攻 |
在学期間 | 2年間 |
校舎 | 東京都渋谷区 |
最寄駅 | 渋谷駅 |
東京デザインプレックス研究所は次世代デザイナーを育成する「東京発コンテンポラリーデザインの複合型教育機関」です。
「大人のための本格的なデザインの学校を創る」というコンセプトのもと講師は全員現役で活躍するデザイナーやディレクターで構成されています。
現場の生の声を聞きながら成長できるカリキュラムが組まれており、卒業後は即戦力として活躍できるスキルを身につけることができます。
また専門学校では珍しく講師1人に対して学生数名という少人数制の講義スタイルを採用しており、わからないことはすぐに質問できる環境が作られています。
自然と講師と学生のやりとりも活発になり、濃密な講義を受けることができます。
総合学園ヒューマンアカデミー
専攻 | インテリア&空間デザイン専攻 |
在学期間 | 2年間 |
校舎 | 東京、京都、大阪 |
最寄駅 | 東京校:高田馬場駅 京都校:四条駅、烏丸駅、河原町駅 大阪校:心斎橋駅 |
総合学園ヒューマンアカデミーは全国の主要都市に23校舎を持つ総合学園で、インテリアデザイン以外にも、イラストや声優、ゲームなど豊富な専門コースが用意されています。
全日制の通学コースだけでなく、夜間や週末のみのコースや在宅コースなどそれぞれのライフスタイルに合わせてコースを選択できるのもヒューマンアカデミーの特徴です。
社会人や主婦など時間を確保するのが難しい方でも講義が受けやすくなっています。
インテリア&空間デザイン専攻ではアナログとデジタルの授業がバランス良く組まれているのも重要なポイントです。
例えばアナログの授業では実際に手を動かしてデッサンや製図の基礎を学んでいきます。
一方デジタルの授業では、現場で必須スキルであるCADやPhotoshopの使い方を習得できます。
インテリアデザイナーとしてはどちらも大切なスキルです。
基礎と即戦力をバランスよく習得できるのはヒューマンアカデミーの強みと言えるでしょう。
さまざまな企業と連携した授業も展開されており、実際の職場で必要とされている能力を得ることができます。
その他のインテリアデザイナー専門学校
東京モード学園
専攻 | インテリア学科 インテリアデザイナー専攻 |
在学期間 | 3年間 |
校舎 | 東京都新宿区 |
東京モード学園はインテリアだけでなくファッションや美容、グラフィックなど多種多様な専攻を取り揃えた日本最大級の専門学校です。
就職へのサポートが手厚いのが特徴で15年連続希望就職率100%を誇っています。
卒業時に就職が決まらなかった学生に対しては、就職が決まるまでにかかる学費を専門学校側が負担してくれる『完全就職保証制度』も導入。
卒業後も専門学校のサポートを受けながら就職活動ができるのはとても心強い制度です。
カリキュラム面では海外からのゲスト講師やブランドのデザイナーによる特別講義も頻繁に行われ、海外を視野に入れた即戦力を養うことができます。
日本工学院
専攻 | デザイン科 インテリアデザイン専攻 |
在学期間 | 3年間 |
校舎 | 東京都八王子市(八王子キャンパス)、東京都大田区(蒲田キャンパス) |
日本工学院は6カレッジ34学科103分野からなる巨大専門学校です。
「理想的教育は理想的環境にあり」というコンセプトからもわかるように日本工学院のキャンパスは専門学校の中でも最大級の広さを誇ります。
入学から卒業までを一人の専任教師が担当するクラス担任制が採用されているので進路相談や就職面談でも気軽に相談することができるでしょう。
自分に合う雰囲気の就職先や今後のアドバイスを的確にもらうことができますよ。
スペースデザインカレッジ
専攻 | インテリアデザイン設計科 |
在学期間 | 1年間 |
校舎 | 東京都豊島区(東京校)、大阪市北区(大阪校)、京都市中京区(京都校) |
スペースデザインカレッジは、東京校、大阪校、京都校の3校でインテリアデザイン設計科を展開しており、関東と関西のどちらでも学ぶ環境が整っています。
入学条件は20歳以上とされていて現在学生の平均年齢は27歳前後。
まさに社会人が学ぶのにぴったりな専門学校です。
DACやPhotoshopといったソフトを使った実践的な講義も充実しており、インテリアデザイナーとして重要なプレゼンテーション能力を伸ばすカリキュラムがしっかりと組まれています。
東京デザイン専門学校
専攻 | インテリアデザイン科 住宅設計専攻専攻 / インテリアデザイン・コーディネート専攻 |
在学期間 | 2年間 |
校舎 | 東京都渋谷区 |
6校目は『東京デザイン専門学校』をご紹介します。
この専門学校で学んだ学生のほぼ全員が専門職に就職しており、その実績からもわかるように就職へのサポートも手厚い専門学校です。
2級建築士や、インテリアコーディネーター、色彩検定などの資格取得のための対策講座の充実しており取得しておけば就職の際に強い武器になります。
原宿というトレンドの発信地に位置している専門学校ということもあり、トレンドを街中でたくさん吸収することができます。
街全体が学びの場と言っていいかもしれません。
青山製図専門学校
専攻 | 建築インテリアデザイン科 |
在学期間 | 2年間 |
校舎 | 東京都渋谷区 |
青山製図専門学校では、建築とインテリアの両方のアプローチから実務に強いインテリアデザイナーを育成します。
在学中にはインテリアデザイナーの資格の受験も可能ですし、卒業時には2級建築士の受験のための資格も付与されます。
資格取得に力を入れている専門学校と言えるでしょう。
定期的にオンラインオープンキャンパスも実施されているので、遠方からでも簡単に校舎内の雰囲気を見ることができます。
ICSカレッジオブアーツ
専攻 | インテリアアーキテクチャ・デザイン学科 |
在学期間 | 3年間 |
校舎 | 東京都目黒区 |
東京都目黒区に位置するICSカレッジオブアーツはインテリア・建築・家具の『ものづくり専門学校』です。
デザイナーを目指すインテリアアーキテクチャ・デザイン学科は、1年生ではインテリアデザインの基礎を学びます。
学年が上がるにつれ自分の頭で考えるカリキュラムが増えていきます。
3年後の卒業時にはアイディアをしっかりと発信できるインテリアデザイナーになることを目指します。
東京デザイナー学院
専攻 | インテリアデザイン科 |
在学期間 | 2年間 |
校舎 | 東京都千代田区 |
東京デザイナー学院は学びたい分野や目的に合わせて3つカリキュラムが準備されており、
『インテリアデザイン科』『プロダクトデザイン科』『建築デザイン科』から希望のコースを選択します。
さらに上記以外にも多種多様な自由選択科目が用意されており、興味がある分野については自ら積極的に学べる環境を用意してくれています。
総合学園テクノスカレッジ
専攻 | インテリアデザイン科 インテリアデザインコース/大学コース |
在学期間 | 2年間 |
校舎 | 東京都小金井市 |
自然素材の使用やサステナブルな要素を取り入れた家具づくりやオフィス家具メーカーと連携した実践など、未来を見据えた実践的なカリキュラムに力をいれています。
教科書の勉強だけでなく、実際に現場に赴き、手を動かす実践に重きを置いている専門学校です。
インテリアデザイナーの専門学校を選ぶポイント
カリキュラムの専門性
気になる学校が見つかったらまずは資料を取り寄せましょう。
その際に複数の学校の資料を請求して見比べてみることがポイントです。
パンフレットには公式サイトより詳しくカリキュラムの内容や講師陣について記載されています。
同じ名前のコース名でも学校によって実践的な授業が充実していたり、講義メインのカリキュラムだったり専門学校によりかなり違いがあります。
カリキュラムの専門性は学校を選ぶ際の一番重要なポイントと言ってもいいでしょう。
求めていた授業を受けられるかどうか、しっかりと見極めましょう。
学校の雰囲気と通学形態
公式サイトや口コミサイトから得られる専門学校の情報は非常に限定的です。
必ず実際に一度学校に足を運び、雰囲気を体感してみましょう。
一定期間通うことになる場所なので自分の気持ちのいい雰囲気を選ぶことがポイントです。
また現在はリモートでの授業参加が可能が学校も多く、忙しい社会人にとって続けやすさの決め手の一つとなっています。
ある程度融通が利くリモート授業が取り入れられているかどうかも、専門学校を探すときのチェック項目に入れておきましょう。
資格取得などのサポートがあるか
インテリアデザイナーには絶対に必要な資格は存在しません。
しかしながら『インテリアコーディネーター』や『インテリアプランナー』、『建築士』など持っていると大きな武器になる資格がたくさん存在します。
どれも専門的な知識が必要な資格なので、専門学校で資格取得のための授業があるかも確認してみてください。
専門講師からのサポート授業受けられれば、資格取得のための大きな一歩になります。
取得しておくと強みになるインテリアデザイナーの資格
インテリアコーディネーター
公益社団法人インテリア産業協会が認定する資格でインテリアデザイナーにとってもっともメジャーな資格です。
受験には実務経験の必要性や年齢制限などは一切無く、誰でもチャレンジ可能な資格です。
一次試験は筆記テスト、二次試験はプレゼンテーションと論文によるインテリア計画の提案を行います。
インテリアプランナー
この資格を取得すると住宅やオフィス、商業施設などの企画設計から工事の監督までを一貫して行うことができます。
以前は国家資格でしたが現在は建築技術教育普及センターが運営している民間資格になっています。
試験は一次と二次に分かれており、一次の筆記試験を合格したのち二次の設計製図試験へと進みます。
年齢制限はないものの一定の実務経験を要することが条件となっているので、社会に出て現場で働きながら取得を目指す資格です。
建築士
将来的に独立を目指している方は建築士の資格の取得もおすすめです。
国家資格ということもあり一般にも広く認知されています。
信頼度も高いので独立した際に大きな後ろ盾になってくれるでしょう。
しかしながら1級建築士の合格は非常に狭き門で、何年もかけてチャレンジしている方も多い資格です。
まずは2級建築士の資格取得から目指してみましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回はインテリアデザイナーを目指すためにおすすめの専門学校を10校ご紹介しました。
社会人の場合は仕事の通学の両立が難しく、インテリアデザイナーになる夢を諦めてしまう方も少なくないかもしれません。
しかし多くの専門学校ではさまざまなライフスタイルに対応したカリキュラムが用意されています。
諦めずに、まずは資料請求を。きっと後押ししてくれる専門学校に出会えるはずです。
さいごまで夢を追いかけてみてください。