「イラストの専門学校に通いたいけど、どこがいいのかわからない」
「それぞれの違いや特徴が知りたい」
そんな方のために実際過去にイラストレーターの専門学校に通い、10年以上イラストレーターとしてプロの現場で活動している私が、プロの視点でおすすめの専門学校をランキング形式で紹介します。
私の経験をもとに、それぞれの学校の特徴、学べるスキル、費用など様々な観点で評価していきます。
イラストレーター専門学校の選び方
実際に専門学校を選ぶ際のポイントは以下になります。
まず気になったところはすべて資料請求する
専門学校を調べる際には、まずは必ず資料請求をするようにしましょう。
そもそもこういった各学校が作成している資料は、文章や写真など最もわかりやすくこだわって作成している物になるので、資料請求をせずに比較検討するのは非常にもったいないことです。
個人的にはサイトとかってあまりきっちり読む気が起きないですが、こういった資料やパンフレットってビジュアル的にも見やすく、雑誌を読むような感覚で細かく読む気が起きるんですよね。
また資料にしか載っていない情報も数多くあります。
特に学費やコース、カリキュラムなどはその年によって変動することも多く資料は常に最新化されています(サイトなどは古いままになっていることも多いです)
また奨学金制度や特待生制度などの重要な情報も資料には細かく載っています。
資料請求は無料でできるところがほとんどです。
なので気になったところは積極的に資料請求してみましょう。
実績があるかどうか
専門学校を選ぶ際はきちんと実績がある大手のところからなるべく選ぶようにしましょう。
一番の理由として、大手の場合は有名企業との提携や太いパイプがある場合が多いです。
デザイナーの世界もコネや人脈、有名企業と提携があるかどうかなどはプロとして活動する上で非常に重要になってきます。
その業界で有名な企業とのコラボ企画やセミナーなどがあれば、貴重なお話を聞けるだけでなく人脈ができる可能性もあります。
これは大手の実績ある専門学校にしかなかなかできないことなので、就職する際にも非常に有利です。
学びたい内容がカリキュラムに組み込まれているか
必要な知識を身に付けるために専門学校に通う訳ですから、学びたい内容がしっかり学べる学校を選ぶ、という事が重要です。
まだはっきりとやりたい事が決まっていない場合には、途中でカリキュラムを変更できるタイプの学校を選ぶといいでしょう。
適当に選んでしまうと「設備が古くて社会に出てから使えない」や「必要ない知識の勉強に時間を使ってしまった」という事になりかねません。
教えてくれる講師の先生も含め、雰囲気が合っている所を選ぶことが重要です。
イラストレーターにおすすめの専門学校ランキング
さっそくですがおすすめの専門学校ベスト20をみていきましょう。
1位:代々木アニメーション学院
コース | クリエイター学部 イラスト科[2年制] |
1年次学費 | 資料に細かい記載あり ※資料請求は下記 |
校舎 | 東京・大阪・なんば・名古屋・福岡・札幌・仙台・広島・金沢 |
ポイント | ・全国どこでも同じ授業が受けられる ・デッサンの基礎からソフトの使い方まで2年間でしっかり学べる ・企業コラボが充実。学校に求人票が集まるから就職にも有利 |
まずイラストレーターの専門学校を検討する上で外せないのがこの代々木アニメーション学院でしょう。
代アニは1978年から42年間、アニメを筆頭とするエンタメ・クリエイター業界とともに大きくなってきた学校で、これまで巣立った卒業生はのべ12万人以上を超えています。
実は日本で放送されているほぼすべてのアニメ作品に代アニの卒業生が関わっているとさえ言われています。
業界のあらゆるところに学校の先輩がいる状況は、卒業後の就職や転職において非常に心強い人脈になります。
また代アニは全国10校(東京、池袋、大阪、なんば、名古屋、福岡、札幌、仙台、広島、金沢)で同一の授業を行っており、引っ越しをしても相互の転校・転入が可能です。
さらに「就職・デビューサポート」体制も全国一律なので、地方の方でも東京校の学生と同一の条件で関東企業への就職や東京のプロダクションへのオーディションをサポートしてもらえます。
そして講師も現役のプロとして活躍している人たちなので、実践的なスキルが磨けるというのも評判です。
そのほか企業コラボなども多数開催されていて学べる環境としてはこれ以上ないくらいに充実しているといえます。
学費については年度によって変動があるのと、ネット上にはコースごとの正確な情報がないので必ず資料請求をして確認しましょう。
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2位:ヒューマンアカデミー マンガ・イラストカレッジ
コース | コミックイラスト専攻[2年制] |
1年次学費 | 資料に細かい記載あり ※資料請求は下記 |
校舎 | 仙台、大宮、秋葉原、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、北九州、福岡、鹿児島、那覇 |
ポイント | ・全国にキャンパスがあるから通いやすい ・3泊4日の合宿で企業担当者にイラストを見てもらえる ・プロの講師によって個性を引き出す |
ヒューマンアカデミーという名前は誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
ヒューマンアカデミーは1996年の開校から25年、卒業生の数は累計3.5万人以上とされている歴史ある専門学校です。
また全国で18の拠点があり、どこに住んでいても比較的通いやすい地域に見つけられ、80人もの現役プロ講師による少人数制授業で一人一人に合った指導をしています。
そんなヒューマンアカデミーの一番の特徴は「マンガ・イラスト合宿」。
北海道から沖縄まで、全国の学生たち200名以上が参加します。
合宿のメインイベントの「編集部作品講評会」では、合宿会場に人気漫画誌65誌125名の編集者が来場し、学生の作品に直接アドバイスをもらえる&持ち込みができるチャンスとなります。
また集英社、講談社、小学館、スクウェア・エニックス、メディアファクトリーなど有名出版社との太いつながりにより、これら編集者の特別講義や作画テクニック指導などもあります。
そしてこれらの業界ネットワークをフル活用し、企業タイアップのコンテスト開催による作品制作カリキュラムや、在学中からの実績につながる課題も充実しています。
学費等は、こちらも必ず資料請求をしてきちんと確認しましょう。
ヒューマンアカデミー 資料請求
3位:アミューズメントメディア
コース | キャラクターデザイン学科[2年制] マンガイラスト学科[2年制] |
1年次学費 | 資料に細かい記載あり ※資料請求は下記 |
校舎 | 東京(渋谷) |
ポイント | ・「産学協同プロジェクト」など在学中デビューのチャンスも豊富 ・イラストレーターを招いたセミナーが開催される ・編集者などプロを招いた面接や品評会がある |
2年間でプロになるための実力をつける!というのが特徴のアミューズメントメディア学院です。
就職・デビューの夢を掴むのに3年や4年の期間は必要ないとアミューズメントメディア学院は考えています。
その宣言通り、マンガイラスト学科のこれまでのデビュー受賞実績は500名を突破しています。
そして最大の魅力は何といっても「現場実践教育」です。
既にプロとして働いている卒業生の協力のもと、在学中からプロの制作現場に携わることができるため、在学中に大きなスキルアップが期待できるだけでなく、在学中にイラストレーターや漫画家としてデビューになった人もいます。
そのほか現役プロ講師の指導や専任システムによる就職・デビューシステムなど、スキルアップからデビューするまで十分な環境が整っています。
アミューズメントメディア 資料請求
4位:JAM日本アニメ・マンガ専門学校
コース | キャラクターデザイン科・コミックイラスト科[2年制] マンガ・イラスト・キャラクター科[3年制] トータルクリエイター科[4年制] デジタルイラスト科[オンライン 1年制] |
1年次学費 | キャラクターデザイン科・コミックイラスト科[2年制] 122万円 マンガ・イラスト・キャラクター科[3年制]122万円 トータルクリエイター科[4年制]122万円 デジタルイラスト科[オンライン 1年制]86万円 |
校舎 | 新潟 |
ポイント | ・オンライン中心の1年制でも担任がついてしっかりサポート ・卒業後も担任がサポートしてくれる ・編集者による添削会などデビューのチャンスも豊富 |
JAM日本アニメ・マンガ専門学校は新潟県新潟市にキャンパスを構え、在学中にプロデビューした卒業生もいる開校22年目の専門学校。
大学・短大併修制度があるため、大学・短大の卒業資格を取得することも可能です。
イラストを学べる学科には、2年制のキャラクターデザイン科とコミックイラスト科、3年制のマンガ・イラスト・キャラクター科、4年制のトータルクリエイター科、オンラインと通学で学ぶ1年制のデジタルイラスト科があります。
1年制のデジタルイラスト科での主な学習方法はオンラインとなっていますが、こちらの学科も担任制となっており一人ひとりをしっかりサポートしてくれます。
専門士の称号はとれませんがしっかりと基礎を学びたい方にはおすすめです。
学校の近くには在校生や卒業生が利用できる「JAM GALLERY 蔵」もあります。
また、ホームページからGoogleストリートビューで校舎内の一部を見学できるので見てみてください。
5位:日本デザイナー学院
コース | 総合イラストレーション科[3年制] イラストレーション科・コミックイラスト科・マンガ科[2年制] イラストレーション科 夜間部[2年制] |
1年次学費 | 総合イラストレーション科[3年制]139万円 ラストレーション科・コミックイラスト科・マンガ科[2年制]129万円 イラストレーション科 夜間部[2年制]62万円 |
校舎 | 東京(渋谷) |
ポイント | ・働きながら学べる夜間部からじっくり学べる4年制と選択肢が幅広い ・プロの編集者から添削を受けられる作品添削会がある ・プロのイラストレーターを招いたメイキング講座も開催される |
日本デザイナー学院は新しいトレンドの中心地とも言える渋谷にキャンパスがあります。
3年制の総合イラストレーション科、2年制のイラストレーション科・コミックイラスト科・マンガ科・夜間部のイラストレーション科でイラスト学習が可能です。
総合イラストレーション科はコミックイラストからアート表現まで幅広い範囲を総合的に、コミックイラスト科は背景やアングル、キャラクター表現などコミックイラストに特化して学べるなど、自身の目標に合った科を選ぶことができます。
基礎から丁寧に教えてもらえるので初心者でも安心です。
また、プロの編集者から添削を受けられる作品添削会もあり、直接デビューする道も開かれています。
さらにプロのイラストレーターや漫画家を招き、実際にどのように描いているかを知り学べるメイキング講座なども開催されています。
6位:HAL東京
コース | CG・デザイン・アニメ4年制学科 アニメ・イラストコース 昼間部[4年制] |
1年次学費 | 137万3千円 |
校舎 | 東京(東京) |
ポイント | ・4年間かけてイラストの基礎からマーケティングまで学べる ・卒業後、就職できるまで2年間は学費を負担してくれる「完全就職保証制度」あり ・卒業後にパリ校への留学も可能 |
テレビCMでもおなじみのHAL東京。
新宿駅(西口)から徒歩3分とアクセスしやすいのもポイントです。
イラストレーターを目指す方向けには「CG・デザイン・アニメ4年制学科 アニメ・イラストコース 昼間部」があります。
高度専門士の取得も可能です。
描くための基礎に加え、現代には必須とも言える3DCG技術やマーケティングまで4年間でしっかりと学べます。
また現役で活躍しているプロから直接指導を受けられる「スペシャルゼミ」も実施されていますよ。
オンラインでの学科・学校説明会があるので参加してみると良いですね。
就職サポートも充実していて、卒業時就職出来ない場合に就職までに必要な学費を2年間学校側が負担してくれる「完全就職保証制度」もあります。
また卒業後にパリ校への留学も可能です。
7位:東京アニメーター学院専門学校
コース | イラストレーションコース[2年制] |
1年次学費 | 117万円 |
校舎 | 東京 |
ポイント | ・作品展示会では業界のプロにポートフォリオを見てもらえる ・学内コンペで在学中デビューのチャンスがある ・学校設備が充実。他にも室内卓球場や野球場などを完備した登戸研修所も利用できる |
水道橋駅近くにキャンパスを構える東京アニメーター学院専門学校には、2年制のイラストレーションコースがあります。
デッサンやクロッキー、パースや彩色など基礎的な部分からしっかりと倫理的に正しい絵を描けるよう学べます。
イラストレーターには必須とも言える自分を売り込む技術であるポートフォリオや持ち込み指導も。
また作品展示会も開催され、自身の作品を業界関係者に見てもらえるのはもちろん、ポートフォリオも見てもらうことが可能です。
学校にはさまざまな仕事の依頼もくるため学内コンペがおこなわれます。
コンペで選ばれると在学中にデビューすることも夢ではありません。
2022年4月には2号館も誕生。また充実している設備環境は学科に関係なく使用することができます。
8位:日本工学院専門学校
コース | マンガ・アニメーション学科 キャラクターデザインコース ゲームイラスト専攻・キャラクターイラスト専攻・イラストレーター専攻[4年制・2年制] |
1年次学費 | 141万5千690円 |
校舎 | 東京 |
ポイント | ・同学科内でも即戦力を身につける2年制とゆっくりと実践力をつける4年制がある ・AnimeJapanへの出展など作品を見てもらう環境が整っている ・4年制では高度専門士の称号がとれる |
日本工学院専門学校は、34学科103コースと多岐にわたる専門分野を学べる学校となっており、蒲田校と八王子校にマンガ・アニメーション学科があります。
その中のキャラクターデザインコースではゲームイラスト専攻・キャラクターイラスト専攻・イラストレーター専攻と3つの専攻でイラストを学ぶことが可能です。
技術の習得を中心とし即戦力を付ける2年制とゆとりある学習環境で実力を付け企業との共同研究や作品発表など実践力を身につける4年制があり、2年制で入学した学生でも4年制への編入が可能となっています。
プロも使用している液晶タブレットを使用して授業をおこない、AnimeJapanへの出展など作品を見てもらう環境も整っています。
また、学校近くに食事付きの寮も完備されているので遠方からの進学でも安心です。
9位:専門学校デジタルアーツ東京
コース | マンガ・イラスト学科/イラスト学科[2年制] (2年次より選考別 イラスト専攻・キャラクターデザイン専攻) |
1年次学費 | 高校生 118万円 大学生・短大生・専門学校生用 83万円 |
校舎 | 東京(池袋) |
ポイント | ・校舎が池袋にあるから最新の文化を常に感じながら学べる ・毎年「デザインフェスタ」に参加し多くの人に作品を見てもらう機会がある ・業界とのつながりが深く在学中のデビューやインターンシップのチャンスが豊富 |
専門学校デジタルアーツ東京は、アニメやマンガなどオタクの聖地としても有名な池袋に校舎をかまえます。
池袋駅から徒歩3分と通いやすいのもメリットのひとつです。
そんな専門学校デジタルアーツ東京にてイラストレーターを目指す方向けにはイラスト学科やマンガ・イラスト学科あり、デッサンの基礎からデザインセンスまでプロになる上で必要な知識を学ぶことが可能です。
イラスト学科では東京ビッグサイトで毎年開催されているアジア最大級のアートの祭典「デザインフェスタ」に参加し、グッズの販売など多くの方に作品を見てもらう機会もありますよ。
また、ホームページにて「イラストレーターがWebサイトを運営するメリットとは」「絵師としてイラストを描く仕事について」など、進学せずとも凄くためになるコラムが多数読めますのでぜひチェックしてみてください。
10位:東京コミュニケーションアート専門学校
コース | マンガ・イラストワールド デジタルイラスト・マンガ専攻/コミックイラスト専攻[3年制] デザインワールド イラストレーター専攻[3年制] スーパーコミックワールド コミックイラストマスターコース[4年制] |
1年次学費 | 160万800円 |
校舎 | 東京 |
ポイント | ・3年制または4年制で時間をかけて学べる ・選択できるコースが多い ・曜日指定で校舎が24時間開放されるため、好きな時間にPCなどを利用できる |
東京コミュニケーションアート専門学校には、3年制のデジタルイラスト・マンガ専攻、イラストレーター専攻、コミックイラスト専攻、4年制のコミックイラストマスターコースとイラストを学べるコースが複数存在します。
ホームページには各コースの学生が制作した作品を見られますが、イラストレーター専攻は絵本や商品デザインなどに向いたイラストが多く、他の3コースはマンガやライトノベル、ゲームなどキャラクターイラストの作品が多いです。
体験授業も多数行われているので参加してみるといいでしょう。
また東京コミュニケーションアート専門学校では、全専攻の学生が参加する海外実学研修があり、ミラノ・ロサンゼルス・パリから選んでの参加ができます。
設備の整った校舎が曜日指定で24時間開放されるので好きな時間にPCなどの利用が可能。学びやすい環境が整っています。
11位:パルミー
コース | オンライン講座 |
1年次学費 | 1ヶ月プラン1万2千円(学割の場合6千円) 6ヶ月プラン 5万8千800円(学割の場合2万9千400円) |
校舎 | - |
ポイント | ・専門学校よりも低価格で1ヶ月から気軽に受けられる ・オンライン講座ながらプロからの添削も(2ヶ月毎) ・207もの講座が見放題だから働きながらでも安心 |
パルミーは専門学校では無くオンライン講座となりますが、講座の数も多く自身のペースで学べます。
料金も6ヶ月プランで月9800円と低価格なのが魅力的。
また25歳未満の学生の場合、月謝50%オフとさらにお得に受講できます。
6ヶ月講座を受講するとワコムのペンタプレット(CLIP STUDIO PAINT2年ライセンス付き)が貰えるので、これからデジタルイラストを始めようと考えている方におすすめです。
また、社会人で働きながら勉強したいという方にもおすすめできます。
1週間無料体験があるので、試しに受講してみると良いかもしれません。
顔や背景の描き方・ドローイング・塗り方など全207講座(2021年12月時点)を自由に閲覧できます。
専門学校には及びませんが、2ヶ月毎にプロによる添削を受けられますよ。
6ヶ月プランより割高にはなりますが1ヶ月のみの受講プランもあるので、好きな時に短期間から手軽に学べるのがオンライン講座であるパルミー最大のメリットです。
12位:大阪総合デザイン専門学校
コース | クリエイティブ学科 コミックイラストコース[2年制] |
1年次学費 | 124万円 |
校舎 | 大阪 |
ポイント | ・学生全員iPadPro13所持必須となっており、いつでも絵を描く環境が身近に ・展示会など作品を発表する場が用意されている ・自身の強みを最大限に出せるようしっかりとしたサポート |
大阪梅田にある大阪総合デザイン専門学校には、デザイン学科、漫画・アニメーション学科、クリエイティブ学科の3学科があります。
イラストレーターを目指す方におすすめのコミックイラストコースがクリエイティブ学科にあります。
好きな世界を描けることを大切に考えているそうで、卒業後ゲームの2Dデザインやライトノベルの表紙・挿絵など様々活躍できるようデッサンの基礎から学べます。
デジタル授業では全てのPCに液晶タブレットが装備、学生全員がiPadPro13所持必須(購入費補助あり)と絵を描く環境がとても身近にあるのが特徴。
卒業制作の作品など一部ホームページから見られるのでチェックしてみてください。
また学生寮や学生マンションも予算に合わせて複数紹介して貰えるので、遠方からの進学でも安心できます。
13位:京都芸術デザイン専門学校
コース | キャラクターデザインコース/コミックイラストコース[2年制] |
1年次学費 | 136万1610円 |
校舎 | 京都 |
ポイント | ・イラスト特化のコースや幅広く学べるコース、自分に合ったコースを選択・進学できる ・ポートフォリオ審査で京都芸術大学への3年次編入学も可能 ・進路に迷っている方におすすめできる京都芸術大学併願制度 |
京都芸術デザイン専門学校では、2021年にキャラクターデザインコースが新設されました。
デジタルイラストはもちろん、Live2DやCGなど動かすところまで幅広く専門知識を学べます。
人体構造などの基礎部分から、ゲーム制作・エフェクトなど広く身につけられるため卒業後の就職の幅が広がります。
他にもコミックイラストコースがあります。
こちらは絵を描くことに特化したコースです。
人体の描き方やデジタルソフトを使用した線の描き方など基礎から学べるので、デジタルで絵を描いたことが無い方も順を追ってしっかりと上達できます。
また、家に居ながら授業体験や学校説明会に参加できるオンラインイベントも開催。
これらの学校説明会や体験講座に参加することで入学金免除などを受けられる「京芸デポインド制度」もあります。
14位:宇都宮メディア・アーツ専門学校
コース | ビジュアルデザイン科[2年制] (2年次コース選択:グラフィックデザイン・イラストレーション・WEBデザイン)/まんがアート科 |
1年次学費 | 90万円 |
校舎 | 栃木 |
ポイント | ・ビジュアルデザイン科では2年次にさらに専門的に学べるコース選択がある ・少人数制でしっかりサポート ・年間100件の企業コラボで実践的な技術が身につく |
宇都宮メディア・アーツ専門学校でイラストレーターを志すならビジュアルデザイン科・まんがアート科の選択があります。
ビジュアルデザイン科では、2年次にコース専攻(グラフィックデザイン・イラストレーション・WEBデザイン)があり、より専門に特化したカリキュラムを受けられ、さらに実際の受注スタイルで制作することで判断力や想像力を養います。
もう一方のまんがアート学科のカリキュラムは「漫画を描く力を養成するため」に組まれていますが、デッサン・クロッキー・色彩感覚などのイラストに必要な基礎知識、Clip Studio・Illustrator・Photoshopといったソフト使い方など、アナログからデジタルまで幅広く学べます。
イラストだけでなくマンガにも興味がある方にはおすすめの学科です。
他にも国内研修旅行やスクールパーティなど楽しみながら学べるイベントがたくさんあるのも特徴です。
15位:東京アニメーションカレッジ専門学校
コース | 総合学科 総合コミックコース[3年制] マンガ・イラスト学科 キャラクターイラストコース・ゲームキャラクターコース[2年制] |
1年次学費 | 135万円 |
校舎 | 東京(新宿) |
ポイント | ・総合コミックコースならマンガとイラスト両方学べる ・プロのイラストレーターを招いたライブペイントも開催 ・学内で「持ち込み」が再現され、在学中にデビューのチャンスも |
東京アニメーションカレッジ専門学校には、アニメ・声優・漫画イラストなど4学科13コースがあります。
イラストレーターを目指すなら、3年制の総合学科・総合コミックコースか2年制のマンガ・イラスト学科のキャラクターイラストコース・ゲームキャラクターコースが選択肢になります。
3年制の総合コミックコースではマンガとイラストどちらの知識もじっくりと学べるのが特徴。
キャラクターイラストコースでは、アナログの水彩画などにも触れデジタルにも必要な基礎を付けたり、Live 2DやIllustratorの使い方を学んだりできます。
ゲームキャラクターコースはその名の通りゲーム制作の授業もあるため、将来ゲーム制作に携わりたい人におすすめです。
企業の担当者が来校するいわゆる「持ち込み」が学校内で再現され、直接アドバイスを貰えます。
また、有名なプロの声優・イラストレーターを招いた特別講演にトークショー、ライブペイントなども定期的に開催されていますよ。
16位:専門学校名古屋デザイナー学院
コース | イラストレーション学科[2年制] |
1年次学費 | AO入学 118万4千円 高校推薦入学 118万4千円 自己推薦入学 121万4千円 一般入学 123万4千円 |
校舎 | 名古屋 |
ポイント | ・仕事に必要な知識などを身に着けられる、デザインワーク(職業実践授業) ・企業と共に実際にポスターなどを製作する「産学共同プロジェクト」がある ・最新設備が整った環境でデジタルからアナログまで学べる |
専門学校名古屋デザイナー学院にはイラストレーション学科があり、イラストレーション専攻・キャラクターイラスト専攻・絵本作家専攻の3専攻に分かれています。
現役で活躍するプロのイラストレーターから学ぶことが可能です。
またデザインワーク(職業実践授業)として、実際の仕事と同じような手順でイラスト制作をすることで、仕事に必要な取材や企画・チームコミュニケーションなどを身につけられます。
観光ポスターの制作など実際に企業と共に制作をする「産学協同プロジェクト」という取り組みが行われています。
設備もデジタルイラスト・アナログイラストに対応したものが取りそろえられており、ペンタブを借りることも可能。
また楽しみながら様々なものをインプットできる東京研修旅行もありますよ。LINEで気軽に相談できるのもポイントです。
17位:宇都宮アート&スポーツ専門学校
コース | イラストレーターコース / デジタルアートクリエイターコース[2年制] |
1年次学費 | イラストレーターコース 93万円 デジタルアートクリエイターコース 93万円 |
校舎 | 栃木 |
ポイント | ・東京に進学しなくても現役のプロならではの視点で指導が受けられる ・短大併修で自由が丘産能短期大学の卒業資格を取得可能 ・月に一度以上の面談で1人1人をしっかりサポート |
宇都宮アート&スポーツ専門学校は、名の通りイラストや声優・俳優・アニメ・小説などのエンタメ分野や、スポーツ・ビジネス分野など幅広いコースがある専門学校です。
イラストレーターを目指す方向けにも、イラストレーターコース・デジタルアートクリエイターコースがあります。
1年次にはものを描く際の見方などデッサンの基礎を学び、就職する上で必要な表現力なども身につけることが可能です。
現役で活躍しているプロの視点での指導が受けられます。
学生が制作した作品の展示会もあり、自身の作品を発表する機会が設けられています。
また、高校生を対象とした「高校生マンガイラスト小説シナリオUBDCグランプリ」なども開催されていますので、チェックしてみてください。
18位:日本デザイン福祉専門学校
コース | iDイマジネーションデザイン学科[4年制] ミックイラスト学科[2年制] |
1年次学費 | iDイマジネーションデザイン学科[4年制]114万6千円 コミックイラスト学科[2年制]114万6千円 |
校舎 | 東京(渋谷) |
ポイント | ・iDイマジネーションデザイン学科は4年かけてしっかりと知識を学べる ・取得可能な資格豊富で 資格取得のための対策講座も実施 ・ポートフォリオの指導など就職サポートも充実 |
日本デザイン福祉専門学校にてイラストレーターになるための勉強をするには4年制のiDイマジネーションデザイン学科と2年制のコミックイラスト学科、2つの学科が存在します。
基礎技術はもちろん1枚の絵にストーリーを持たせる技法など、職業とする上で必要なことを学べます。
iDイマジネーションデザイン学科の場合、4年次には制作会社へのインターンシップやコンペの参加など学生のうちに実際の現場体験をすることも可能です。
また、色彩検定など取得可能な資格も多く揃えられ、資格取得のための対策講座も実施されるのもうれしいですね。
厚生労働省認可の無料職業紹介所があり、就職先の斡旋や必要なポートフォリオの指導などサポートも充実しています。
ホームページにはチャット相談窓口があるので気軽に相談できます。
19位:大阪芸術大学附属大阪美術専門学校
コース | 総合デザイン学科[3年制] イラストレーションコース/コミック・アート学科[2年制] コミックイラストコース |
1年次学費 | 116万円 |
校舎 | 大阪 |
ポイント | ・就職希望者の就職率100%。就職サポートが充実 ・もっと学びたいなら大阪芸術大学への編入も可能 ・「ヨーロッパ国際セミナー」「交流作品展」など、国際交流機会も豊富 |
大阪芸術大学附属大阪美術専門学校には、総合デザイン学科[3年制]とコミック・アート学科[2年制]があります。
総合デザイン学科にはイラストレーションコース、コミック・アート学科にはコミックイラストコースがあるので、どちらの学科を選んでもイラストを学ぶことが可能です。
1年次にはデッサンや色彩などイラストに必要な基礎、デジタルに対応できるPCの基礎など、土台からしっかりと吸収できます。
一般の学校の学園祭にあたる美専祭では、制作した作品の展示・販売なども。
3年制の総合デザイン学科は就職希望者の就職率100%と就職サポートも充実しているのも特徴のひとつです。
また、もっと学びたいと思う人は成績により大阪芸術大学への編入学という選択も可能です。
20位:バンタンゲームアカデミー
コース | ゲーム学部・キャラクターデザイン総合[3年制]【東京校・名古屋校・大阪校】 イラストレーター専攻[2年制]【東京校】 大学部・アート&デザイン大学部[4年制]【東京校・名古屋校・大阪校】 WSコース・イラスト[2年制週3日コース]【東京校】 |
1年次学費 | 東京校:ゲーム学部・キャラクターデザイン総合[3年制]141万円 イラストレーター専攻[2年制]146万円 大学部・アート&デザイン大学部[4年制]124万円 名古屋校・大阪校:ゲーム学部・キャラクターデザイン総合[3年制]136万円 大学部・アート&デザイン大学部[4年制]124万円 |
校舎 | 東京・名古屋・大阪 |
ポイント | ・東京校・名古屋校・大阪校三か所どこでもイラストの勉強ができる ・専門的知識を学びながら大学卒業資格もとれる ・定時制にあたるコースでも現役のプロから学べる |
バンタンゲームアカデミーには全日制・大学卒業資格が取れる大学部(4年制)・アルバイトをしながら通える週3日通学のW5コース(2年制)があり、イラストレーターを目指すならがアート・デザイン大学部またはイラスト(WSコース)が選択肢です。
学校は東京・大阪・名古屋の3か所にあります。
大学に進学しようか迷っている方には、専門技術を中心に学びながら大学卒業資格の取れる大学部がおすすめ。
大学の単位取得のため約2割の通常授業があるのと、年に15日は大学でのスクーリングがありますが、4年間かけてしっかりと専門知識を学ぶことが可能です。
イラストの他、アニメや漫画など幅広い専門知識を身につけられるので就職の幅も広がります。
週3通学のイラスト(WSコース)は他の学校でいう定時制にあたり、こちらのコースならアルバイトをして自身で生活費を稼ぎながら通えます。
入学時に必要な初期費用が2万円とお得なのが特徴です。
定時制でも100%現役のプロから技術を習えますよ。
イラストレーター専門学校に通うべき理由
スキルを身につけられる
専門学校に通うべき1番の理由は、専門的知識を的確に身に着けられることです。
専門学校の講師にはプロのイラストレーターがいるため、より実践的な知識・スキルを身につけられます。
わからないことがあった際、独学では解決に時間がかかることも先生にすぐ質問できるというメリットも大きいです。
とくにデッサンなど本格的なスキルは独学ではくじけてしまうことも。
最新の設備の整った環境で教えてもらいながら上達できるという点は専門学校ならではの利点です。
卒業後の就職に有利
スキルを身につけた後、そのままフリーでの活動も可能です。
しかし企業で働くことで経験や人とのつながりを作れるため、就職したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
専門学校なら就職のサポートを受けられますし、学校の名前が一定スキルの証明になるため独学より圧倒的に就職面で有利です。
また、学校に企業や出版社の方が来ることも多くあるため在学中のデビューなどチャンスはかなり広がります。
学費や周りからの刺激で意識を高く保てる
専門学校に通う上ではまとまったお金がかかり、「絶対プロになる!」という意識を独学よりも高く保つことができるでしょう。
学費の他にも同じ夢を持った仲間や実際の企業担当者、プロとして活躍する講師陣など専門学校に通うことで受ける刺激はたくさんあります。
また学習は一度止めてしまうと再開するのに凄く労力を使います。
学校という場は基本毎日通うので止まることなく努力を続けやすいのもメリットです。
もちろんただ通うだけではプロにはなれませんので積極的に努力し続ける力が一番大切になります。
専門学校に通うデメリット
学費がかかる
専門学校に通うことで得られるものが多い分学費もかかってきます。
両親のお世話になるのか働いて稼いでから進学するのか、事前にしっかりと道筋を決めておくことが大切です。
とはいってもオンライン講座から2年制・3年制・4年制と幅が広い分学費もさまざまなので、金銭面も学校を選ぶ際の基準のひとつに入れておくと良いかもしれません。
学習に時間がかかる
オンライン講座などで半年や1年など短期間で学べる場所も存在しますが、多くの専門学校は2年~4年通うことになります。
高校卒業からそのまま進学する方には問題ありませんが、一度社会に出てからまた2年学校に通うのはハードルが高く感じてしまう方もいるでしょう。
しかし「社会を経験しているからこそだれることなく学べる」というメリットもありますので、本気ならば飛び込んでみるのもいいかもしれません。
まとめ
今回はおすすめの専門学校20選および専門学校へ通うメリット・デメリットを紹介しました。
確かに、独学でも十分学べる時代なので必要無いのでは?と思う方もいらっしゃると思います。
しかしこちらの記事を通して専門学校だからこそのメリット、その一端でも知っていただけたのではないでしょうか。
イラストに限ったことではありませんが、就職に有利になることや基礎から満遍なく知識を吸収できることなど、そこでしか学べないことが多くあります。
いわばプロへの近道ですね。
独学でも専門学校でも一番大切なのは自身が努力をし続けられることなので、その上で現在迷われている方の参考になっていたら幸いです。