社会人になってからグラフィックデザイナーを目指し、講座やスクール、専門学校に通う人が最近特に増えてきたように思います。
本気でグラフィックデザイナーを目指すため思い切って勉強に集中するという方も少なくありませんが、社会人として働きながらグラフィックデザイナーの講座やスクールに通う人も多いです。
今回は、現役でグラフィックデザイナーの私が社会人におすすめの講座やスクール、専門学校について紹介していきます。
グラフィックデザイナーになりたい社会人向けのスクールの特徴
希望する就職の実績がある
社会人がグラフィックデザイナーを目指すということは、今の仕事を辞める理由が少なからずあるということだと思います。
次はどんな会社に勤め、どんな風に働きたいのかというビジョンを具体的に考えやすいのは、社会人の強みです。
せっかくグラフィックデザイナーになっても、勤め先と合わず辞めてしまうことになっては元も子もありません。
検討しているスクールにどのような求人が来るのか、どんな企業と繋がりがあるのかをリサーチしてみましょう。
自分の希望する働き方ができる企業への就職実績があるか、社会経験があればより深掘りできると思います。
就職実績については、資料請求をして調べる方法がおすすめです。
SNSでも情報を手に入れることはできますが、正しい情報か見極めることは難しいので参考程度にとどめておきましょう。
実践向けのカリキュラムになっている
スクールによっては、「社会人のいろは」について教えることに注力している場合があります。
もちろん大切なことですが、社会人にとってはすでに身についていることも多いでしょう。
一度社会に出た方が学び直す時間はとても貴重で、期間も限られています。
グラフィックデザインの基礎を効率的に学び、そして応用と実践に多くの時間を使えるカリキュラムが理想です。
資料やパンフレットを見る際、学費やスクールの様子に目が行きがちですが、カリキュラムの内容にもしっかり目を通し、わからないところがあれば事前にスクールに問い合わせましょう。
短期間で学べる=質の高い授業が受けられる
繰り返しになりますが、社会人にとって勉強の時間を作ることはとても大変なことです。
グラフィックデザイナーになるために、改めて4年制の美術大学に通うことができる方は少ないでしょう。
しかし短期間で学ぶということは、一部の学習を諦めるということではありません。
限られた時間で、学ぶべき全てのことを効率的に学べるスクールを選ぶ必要があります。
つまり、「短期間で学べる」ということは「質の高い授業を提供している」ということでもあります。
ではどのようなスクールが質の高い授業をしているのでしょうか。
迷った時は、経験と実績が豊富なスクールなら安心です。
例えば「長い歴史がある」「卒業生が多い」「全国展開している」スクールなら、確かな経験と実績があると考えられます。
ホームページの雰囲気や口コミも判断材料になりますが、資料の読み飛ばしがちなスクールの沿革も重要な情報なのできちんと読んでおきましょう。
社会人におすすめのグラフィックデザイン専門学校・スクール・講座10選
では実際に、社会人におすすめのグラフィックデザイン講座やスクール、専門学校について紹介していきます。
各スクールの資料は、カリキュラムの詳細やスクール情報などHPに載っていない情報が数多くあり、卒業生の声なども載っていて読むとモチベーション上がるので、気になったところは全て資料請求することをおすすめします。
総合学園ヒューマンアカデミー
- コース:社会人コースあり(夜間・週末コース)
- 料金:入学金33,000円+受講料165,000円(3か月)=198,000円~
- 校舎:札幌校、仙台校、東京校、新宿校、秋葉原校、大宮校、横浜校、静岡校、名古屋校、大阪校、京都校、神戸校、広島校、福岡校、北九州校、鹿児島校、那覇校
1つ目は総合学園ヒューマンアカデミーです。
ここは有名ですね。
ヒューマンアカデミーの強みは下記の通りです。
- アナログとデジタルの授業を網羅的に学べる
- 学びたい内容に沿って授業をカスタマイズできる
- 夜間週末のみの講座や通信講座もあり、ライフスタイルに合わせて受講できる
- 全国に26校舎あるため通いやすい
一つずつ解説していきます。
アナログとデジタルの授業を網羅的に学べる
ヒューマンアカデミーの授業では、アナログの授業とデジタルの授業両面から学ぶことができます。
アナログの授業では、デッサンやクロッキー、イラスト、配色効果など手描きの作業を学びます。
- デザイン/ドローイング:鉛筆や木炭、透明水彩などを使ってデッサン、クロッキーを行います。
- イラストレーション:似顔絵や文庫本の表紙など幅広いイラストを制作します。
- カラーデザイン:配色効果などを学び、「カラーデザイン検定」の資格取得を目指します。
デジタルの授業では、アプリケーションの使用方法を学びながら制作を行います。
- Webデザイン基礎:ウェブサイトやアニメーション作成ソフトの操作方法を学びます。
- CG基礎・応用:画像編集やグラフィック用ソフトの操作方法を学びます。
- アドデザイン基礎・応用:名刺やパッケージデザイン、ポスターなどの広告に関わる制作を行います。
- エディトリアルデザイン:印刷・出版用ソフトの操作方法を学び、フリーペーパーなどの紙面をデザインします。
- グラフィッククリエーション:アナログとデジタル、 それぞれの媒体に適した表現方法を学びます。
取得できるスキルとして、Photoshop、Illustrator、InDesign、Dreamweaverなどがあります。
学びたい内容に沿って授業をカスタマイズできる
グラフィックデザイナーには様々な種類の仕事があります。
クライアントの意向に沿って紙媒体やWEBサイトに掲載する広告やパッケージを制作したり、ゲーム業界においてキャラクターや背景などのデザインを手掛ける仕事などもあります。
単にグラフィックデザインのスキルだけではなく、パソコンのスキルやWebのスキルなども必要となっていきます。
つまり、グラフィックデザイナーにはデザインだけではなく様々なスキルを持っている方が重宝されます。
ヒューマンアカデミーでは、グラフィックデザインやイラストレーター、アニメーションはもちろん、WebデザイナーやITなどの学科もあり、幅広い分野の学習ができる総合学園になっています。
そして特徴的なのが、自分が専攻している学科以外の授業も受けることができる「クロスオーバーカリキュラム」と言うシステムです。
これはヒューマンアカデミー独自のシステムで、例えば「グラフィックデザインを専攻しているけどパソコンのことも学びたい」や「イラスト系の授業も受けてみたい」と思った場合、プラスアルファとして授業を受けることができます。
自身の学びたいスキルに合わせて授業を組み立てることができるという訳です。
グラフィックデザインだけでなく、複合的にスキルを身に付けることができれば人材としての価値が上がり、就職にも断然有利になります。
在学中に様々な分野の人脈ができるため、就職後やフリーランスとして独立する場合でも大きなメリットになりますね。
夜間週末講座や通信講座もあり、ライフスタイルに合わせて受講できる
ヒューマンアカデミーでは、夜間週末のみで週1日~通えるコースや、在宅で学べる通信講座のコースがあり自身のライフスタイルや予算に合わせて選択することができます。
ちなみに学校全体の生徒の割合は、社会人やフリーターなどの再進学者が全体の約45%を占めているとのことでした。
「今は働いてるから…」や「子育てが忙しいから…」と諦めている方には、こういった方法も準備されているので、気になった方は資料請求してみるのもおすすめです。(資料請求は無料)
全国に校舎が26校あり通いやすい
札幌校、仙台校、東京校、新宿校、秋葉原校、大宮校、横浜校、静岡校、名古屋校、大阪校、京都校、神戸校、広島校、福岡校、北九州校、鹿児島校、那覇校・・・と主要都市を中心に作られているため、通いやすくなっています。
26校舎というのはデザイン系の専門学校の中でもかなり多いため、その分蓄積されたノウハウを学ぶことができますし、企業への就職実績という観点で見ても、数が多く有利になります。
専門学校の授業では企業と共同で作品を作るものもあるので、校舎の数が増えれば増える程、関われる企業の数も多くなります。
代々木アニメーション学院
- コース:社会人コースあり(夜間・週末コース)
- 料金:入学金30,000円+受講料120,000円(6か月)=150,000円~
- 校舎:東京校、池袋校、大阪校、名古屋校、福岡校、広島校、札幌校、仙台校、金沢校、なんば校
まず2つ目は代々木アニメーション学院です。
これは有名すぎて誰でも一度は聞いたことあるんじゃないかなと思います。
代々木アニメーション学院の強みは下記のとおりです。
- アニメ業界を中心に太いパイプがあり就職に有利
- 講師陣に現役プロが在籍している
- 全国どの校舎でも同レベルの授業が受けられる
代々木アニメーション学院は1978年に創立され40年以上の歴史がある学校です。
卒業生の数は12万人(2021年時点)を超えており、これは日本で一番の実績になります。
その為アニメ業界を中心に太いパイプがあり、就職活動において有利になります。
公式HPにある、就職先の実績欄を見ても、Cygamesやセガなどのゲーム系、サイバーエージェントやグリーなどのIT系、バンダイやstudioA-CUTなどのアニメ系、コナミや花梨の広告部門など、かなり広い範囲で活躍できることが分かります。
また代々木アニメーション学院では、実際にプロとして活躍している講師が授業をしてくれます。
公式HP上でも、「初心者でも1年間で業界就職活動ができるカリキュラム」と謳っており、授業を進めて行けば、自然と自身のポートフォリオも作成できるようになっています。
そして代々木アニメーション学院では全国統一カリキュラムを採用し、全国の校舎のどこに通っても同レベルの授業を受けることができます。
校舎は、東京校、池袋校、大阪校、名古屋校、福岡校、広島校、札幌校、仙台校、金沢校、なんば校の全10校舎になります。
主要の都市や駅の近くにあるので通いやすく、学生マンションも紹介してもらえるので、引っ越す場合でも普通に借りるよりも安い価格で住むことができます。
[sc name="yoani-button-link" ][/sc]
東京デザインプレックス研究所
専攻 | グラフィック/DTP専攻 |
クラス | 平日夜間クラス
土or日集中クラス 昼間部集中クラス |
在学期間 | 全日制 1年間
各デザイン専攻 3ヶ月~10ヶ月 |
費用 | 380,000円(税込418,000円) |
年齢制限 | 18歳以上(開講日時点) |
校舎 | 東京都渋谷区 |
東京デザインプレックス研究所は「大人のための本格的なデザイン学校を創ろう」がコンセプトの「東京発コンテンポラリーデザインの複合型教育機関」です。
東京デザインプレックス研究所は「学校の品質、それはまず授業の品質にある」というポリシーのもと、受講生が短期間で最も効率的に習熟度を上げる授業システムの構築に何よりもエネルギーを注いでいます。
また「プロフェッショナルを育てるのはプロフェッショナルである」と考えていて、講師全員が現役のデザイナー・クリエイターで構成されているのが特徴です。
グラフィック/DTP専攻では、視覚デザイン・タイポグラフィ・フォトビジュアル制作・デザインストラテジーなどの実践デザインを多角的に学ぶことができます。
さらに、受講生は各業界を代表するトップクリエイターが講師をつとめる「プレックスプログラム」(2 年間・約80 プログラム)を無料で受講することができ、東京デザインプレックス研究所でしか学べない次世代の志向性やスキルを身につけることが可能です。
受講修了後も開講日から3年間は、ポートフォリオ制作などで教室・設備を利用することができ、就職サポートも開講日から3年間の利用できるので、納得のいくまで制作と就活に取り組むことができます。
アミューズメントメディア総合学院
- 一部社会人コースあり(社会人の為の個別相談会を開催中※平日毎日11-19時まで。学費等もこちらでご確認ください)
- 校舎:本館、新館、3号館、4号館、すべて恵比寿。
アミューズメントメディア学院は、現場型のデザイン系の学校として有名です。
強みとしては下記の3つです。
- 卒業生作品実績870作品以上、カバーイラスト430冊突破
- 現役プロクリエイターの講師が徹底指導
- 一人ひとりに合わせた作品指導・個別の就職サポート
卒業生の受賞・作品実績が870作品以上、カバーイラスト実績430冊以上に上る豊富な実績があります。
授業は現役のプロが教えてくれるので、実践的なスキルが身に付きます。
また就職やデビューまでのサポートが手厚いことでも有名です。
そのほかアミューズメントメディア総合学院の特徴として、「産学共同・現場実践教育」があります。
こちらは在学中からプロの制作現場を経験し、プロとしてお仕事ができるので実践的なスキルと在学中から実績を積んでいくことができます。
デジタルハリウッド
コース | グラフィックデザインマスター講座
グラフィックデザイン講座 グラフィックデザインベーシック講座 |
在学期間 | グラフィックデザインマスター講座 4カ月
グラフィックデザイン講座 4カ月 グラフィックデザインベーシック講座 2カ月 |
費用 | グラフィックデザインマスター講座 330,000円(税込)
グラフィックデザイン講座 275,000円(税込) グラフィックデザインベーシック講座 165,000円(税込) |
校舎 | 東京本校/大阪本校 デジタルハリウッド STUDIOを全国に展開 |
創立からまもなく25周年を迎えるデジタルハリウッド。
「すべてをエンタテインメントにせよ!」をモットーに、世界中で活躍する9万人の卒業生を輩出しています。
社会人の学びをもっとワクワクさせたいという思いのもと、デジタルハリウッドではクラス授業+オンライン授業+個別指導をすべての専攻・コースで併用していて、「自分らしく学べる」環境が整っています。
グラフィックデザイナー講座では、デザイン基礎からグラフィック広告デザイン・DTP・企画をトータルで学習し、デザイン業界で活躍するための力を身につけます。
また、「自分らしく働く」ためのサポートも充実していて、就職、転職からフリーランスや在宅ワークを可能にしています。
有名企業への就職実績が豊富なだけでなく、海外就職や起業する卒業生もいて、働き方の正解にとらわれない進路を後押ししています。
shelikes(シーライクス)
コース | Illustratorコース
ロゴ・CIコース |
在学期間 | Illustratorコース:1~2ヶ月
ロゴ・CIコース:1ヶ月 |
費用 | 12ヶ月プラン:12,334円/月
6ヶ月プラン:14,134円/月 1ヶ月プラン:14,800円 |
制限 | 女性限定 |
校舎 | 東京都、名古屋、大阪、オンライン |
shelikes(シーライクス)は全29種類のコースが定額で学び放題の女性限定キャリアスクールです。
自分の「好き」を趣味のままでなく、「仕事」にする所までサポートすることに力を入れているshelikes(シーライクス)。
VOGUEや美人百花などの有名メディアにも数多く掲載されていて、注目度の高いスクールです。
学び放題なので、グラフィックデザイン以外にも、WEBデザインやライティング、動画編集など幅広く学ぶことができるのが魅力です。
オンライン・オフライン両方を利用することができ、月1回のコーチングもあるので、自分に合った学習計画を立てることができます。
オフラインの場合、青山・銀座・名古屋・梅田という好立地でおしゃれな内装の拠点で学ぶことができるのも嬉しいポイントです。
無料体験レッスンに応募すると、応募後すぐのページでキャリア診断を受けることができるのでぜひチェックしてみてください。
日本デザイナー学院
専攻 | 総合デザイン科グラフィックデザイン専攻グラフィックデザイン科 |
在学期間 | 総合デザイン科グラフィックデザイン専攻:3年制
グラフィックデザイン科:2年制 |
校舎 | 東京都渋谷区 |
日本デザイナー学院は実践教育に重きを置いた専門学校です。
グラフィックデザイン科は夜間コースがあるので仕事との両立が可能です。
奨学金や教育ローンも利用できるので、自分に合った制度を検討してみてください。
桑沢デザイン研究所
学科 | 総合デザイン科
専攻デザイン科 |
コース | ビジュアルデザイン専攻 |
在学期間 | 昼間部3年制
夜間部2年制 |
年齢制限 | 高等学校卒業以上の者(見込者含む) |
校舎 | 東京都渋谷区 |
国内のデザイン専門学校では最高峰とも言える桑沢デザイン研究所。
美大にも劣らないカリキュラムは有名で、業界からの信頼も厚いです。
夜間部もあるので、社会人でも学ぶことが可能です。
Winスクール
講座 | グラフィックデザイン・映像デザイン |
コース | クリエイティブデザインコース
DTP・エディトリアルデザインコース |
校舎 | 全国55校、オンライン |
Winスクールは自由度の高い受講スタイルが特徴で、働きながらの受講や短期間の受講など希望にあった学習が可能です。
北海道から鹿児島まで全国に55校の校舎があり、オンラインでも個人授業を受けることができます。
アフタースクールが用意されており、卒業後もオンラインセミナーの復習用動画やテキストが見放題になるなど学びの継続を後押ししてくれます。
KENスクール
コース | Web・DTPデザインコース |
講座 | 「極」グラフィックPro |
校舎 | 新宿本校はじめ全国8校 |
KENスクールは開校31年の歴史を持つ、スキルアップと就転職を視野に入れたスクールです。
学習の進行状況はシステムで管理していて、一人一人に合った傾向を把握し、指導しています。
通学日や時間の規制がなく、それでいて個別指導が受けられる点が魅力です。
社会人がグラフィックデザイナーのスクールを利用すべき理由
グラフィックデザイナーは、なるために必要な資格がなく、独学でも目指すことができる職業です。
しかし、学生や社会経験のない人とは違い、社会人だからこそ独学が難しくなってしまう理由と、スクールに通うメリットがあります。
「やる気さえあれば独学でいいんだ」と意固地にならずに、現実的に考えてスクールの利用を検討してみてください。
独学では高確率で学ぶことを諦めてしまう
独学は頑張っても人に褒められる機会はあまりありません。
逆に頑張らなくても、叱られることはありません。
すでに社会に出て収入を得ているなら、グラフィックデザイナーになれなくても生きていくことができます。
社会人にはグラフィックデザイナーになること、そのために学ぶことを諦める理由がたくさんあります。
「やる気があれば、覚悟があれば、独学だってグラフィックデザイナーになることは可能だ」と思うかもしれません。
しかし、やる気と覚悟が本当にあるならスクールに通うという選択ができるはずです。
「自分には無理かもしれない」という気持ちがあるからスクールを利用する勇気が出ないのではないでしょうか。
スクールを利用するには、お金も時間も必要です。
やる気と覚悟がなければお金と時間を自分に投資することはできません。
やる気と覚悟が足りないから独学を選ばざるを得ないのです。
そして結局諦めてしまうのです。
諦められない夢なら、ぜひスクールを利用してください。
グラフィックデザイナーに独学でなるには?おすすめの本や勉強のやり方
グラフィックデザイナーは異業種からの転職に厳しい
グラフィックデザイナーに限ったことではありませんが、未経験者を雇って教育したにも関わらず、すぐに辞められてしまうことは企業にとってリスクです。
特に異業種からグラフィックデザイナーに転職する場合、「今の仕事より楽だと思っているんじゃないか」「テレワークがしたいだけじゃないか」「そもそも仕事が長続きしない人なんじゃないか」と思われてしまうことがあります。
しかし、しっかりスクールで学んだ人材ならば、グラフィックデザイナーの厳しさもやりがいも理解できていると見てもらえます。
それだけでなく、グラフィックデザイナーとして即戦力でかつ社会人としての基本も身についていることがアピールできるので、異業種からというデメリットをメリットに変えることができます。
未経験からグラフィックデザイナーになるのは厳しい?おすすめの資格など
グラフィックデザイナーを一生の仕事にするために
グラフィックデザイナーはとても厳しい仕事です。
せっかくグラフィックデザイナーになっても、長く続けられない人が後を絶ちません。
グラフィックデザイナーという仕事の壁にぶつかった時、スクールで学んだ経験や心に響いた講師の言葉、仲間やライバルの存在が力になります。
またスクール出身者なら、「これだけ頑張った」「お金も時間もかけた」という事実が、もう一踏ん張りする理由になります。
そうして壁を越えることで、グラフィックデザイナーとして成長し、仕事の魅力を再発見できるでしょう。
独学でグラフィックデザイナーになったとすれば、それはとても凄いことですが、壁にぶつかった時「自分は独学でグラフィックデザイナーになれたのだから、また独学で他の仕事に転職できるはずだ」と考えるかもしれません。
「独学できる」という自信が、グラフィックデザイナーの本当の楽しさややりがいを知る前に辞めてしまうことにもなりかねないのです。
グラフィックデザイナーになった時とは自分の年齢も社会の状況も変わってしまっているので、また独学での転職がうまくいくとも限りません。
ジョブチェンジするとしても、せめてグラフィックデザイナーとして十分な自信と経験を積んでからにすべきです。
スクールに通うことで、長くグラフィックデザイナーを続ける理由をたくさん得ることができるのです。
まとめ
この記事を読んでくださった方の中には、社会人になってからスクールを利用することに抵抗があった方も多いのではないかと思います。
本記事では、むしろ社会人こそグラフィックデザイナーになるためにスクールを利用すべき理由と、おすすめのスクールをご紹介いたしました。
自分で勉強しようと思いつつなかなか手がつけられない方、独学を始めたもののゴールが見えなくなってしまっている方、ぜひまずはスクールの資料請求だけでもしてみてください。
新しい発見や、心を揺さぶるような情報が見つかるかもしれませんよ。