漫画を描くためには、イラストが上手でなだけでなく、キャラクター設定やストーリー展開や画面構成などたくさんの専門的な知識が必要です。
「忙しいけど漫画の基礎から効率良く学びたい」という方は専門学校への入学も検討してみてください。
専門学校に通えば現役講師から生きたアドバイアスをもらえるだけでなく、専門学校と編集者のつながりを利用して作品を審査してもらえる機会もたくさん用意されています。
この記事では、漫画家になるために特におすすめの専門学校を紹介していきたいと思います。
漫画家になるために特におすすめな専門学校3校
まずは、漫画を学ぶならここ!おいうおすすめの専門学校を3校ご紹介します。
気になる専門学校にはどんどん資料請求してみてください。
そして秋はオープンキャンパスの季節。実際に校舎を訪問し、授業を体験できる絶好のチャンスです。
代々木アニメーション学院
学部/学科 | マンガ学部/マンガ科・デジタルコミック科・マンガプロデューサー編集者科・絵本クリエイター科 |
在学期間 | 2年間 |
校舎(最寄駅) | 東京校(JR中央総武線水道橋駅)・池袋校(JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン池袋駅)・大阪校(大阪梅田駅)・名古屋校(JR名古屋駅)・福岡校(JR博多駅)・札幌校(地下鉄南北線すすきの駅)・広島校(JR広島駅)・金沢校(JR金沢駅) |
学費 | 初年度 1,250,000円/2年次 1,050,000円(その他諸費用有り) |
まずご紹介するのは、1978年創立の歴史ある代々木アニメーション学院です。
マンガ学科は全8校で展開されており日本全国どこからでも比較的通いやすくなっています。
1年次にはマンガのコマ割りや構成などの基礎をしっかりと身につけ、2年次ではその基礎をもとに背景や着色など応用を学んでいきます。
代々木アニメーション学院マンガ科の3つの強み
現役編集者による授業
なんといっても代アニの強みは現役編集者による作品審査の授業が毎週開催されていることです。
週に1回、現場で働いている編集者から自分の作品について意見をもらえるのは専門学校ならでは。
とても貴重な経験になるでしょう。
出版社による審査会の実施
名だたる漫画雑誌の出版社から編集社が代々木アニメーション学院を訪れ、
自分の作品を見てもらえる審査会が定期的に開催されています。
この審査会には出版社が新人漫画家を発掘するという目的もあり、実力があれば在学中に担当者がつくことのあるそう。
通常、漫画家デビューするには編集社への持ち込んだりコンテストに応募して受賞するルートが王道ですが
代アニなら編集者の方から学校に来てくれるのです。
漫画家デビューを目指す人には絶好のチャンスと言えるでしょう。
カラーマンガに対応するカリキュラムも導入
最近では紙媒体の漫画よりスマホで電子書籍を読むユーザーが増えたこともあり
スマホ用のカラーマンガ(通称『ウェブトーン』)が描ける漫画家のニーズが急激に高まっています。
代々木アニメーション学院では、ウェブトーンに対応したカリキュラムもすでに導入され
時代に合わせた漫画家の育成に力を入れています。
まだまだ競合の少ないジャンルでデビューを目指すことも可能です。
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総合学園ヒューマンアカデミー
学部/学科 | マンガ専攻 |
在学期間 | 2年間 |
校舎(最寄駅) | 札幌校(JR札幌駅)・仙台校(地下鉄仙台駅)・大宮校(JR東武線大宮駅)・秋葉原校(JR秋葉原駅)・横浜校(各線横浜駅)・静岡校(JR静岡駅)・名古屋校(名古屋駅)・京都校(地下鉄 四条駅、阪急 烏丸駅、阪急 京都河原町駅)・大阪校(地下鉄御堂筋線心斎橋駅)・神戸校(各線 三ノ宮駅)・広島校(市電・八丁堀電停)・北九州校(JR・モノレール小倉駅)・福岡校(地下鉄天神駅)・鹿児島校(市電 高見馬場駅)・那覇校(モノレール線 美栄橋駅) |
学費 | 資料請求 |
ヒューマンアカデミーのマンガ専攻には基礎からデビューまで段階的にサポートしてくれるカリキュラムが充実しています。
詳しく見ていきましょう。
ヒューマンアカデミーこだわりのカリキュラム
デッサン
『絵は練習すれば誰でも描けるようになる。』
『3000時間練習するとプロレベルになれる。』というのがヒューマンアカデミーの考え方です。
よって、デッサン力を伸ばす授業しっかりと組み込まれており基礎的な画力や空間把握能力を養成します。
マンガ技法
漫画を描く際の画材の選び方やトーンの貼り方などより実践的な技法をプロ講師のもとで学びます。
限られたコマ割りの中での背景や空間の表現などを身につけることで漫画のクオリティもグッとアップするでしょう。
シナリオライティング
漫画を描く上で最も重要なストーリー制作についての授業です。
有名な小説やハリウッド映画の脚本などを講師と共に考察し、ストーリーの組み立て方や漫画に落とし込んだ際の演出方法まで学んでいきます。
合宿は圧倒的なデビューのチャンス
またヒューマンアカデミーでは「マンガ・イラスト合宿」を毎年開催しています。
大手出版社の編集者160人以上が一同に会し、学生はその場で自分の作品を直接審査してもらえます。
もちろんこのイベントに参加できるのはヒューマンアカデミーの学生のみ。
熱意をもって臨めばデビューへの道が開けるかもしれません。
アミューズメントメディア総合学院
学部/学科 | マンガイラスト学科 |
在学期間 | 2年間 |
校舎所在地(最寄駅) | 本館(JR山手線・埼京線・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅) |
学費 | 初年度 1,280,000円/2年次1,180,000円(その他諸費用有り) |
アミューズメントメディア学院は、マンガのほか、声優、ノベルス、イラストなどクリエイティブ業界で活躍する人材を育成する専門学校です。
マンガ学科は在学中のデビューを目標としたサポート体制も充実しており、在学中、卒業後のデビュー実績は550人を突破しています。
また就職のサポートが手厚く、社会人としてのマナー講座やポートフォリオの作成指導にも力を入れています。
『産学共同カリキュラム』
他の専門学校との大きな違いとしてしてあげられるのが『産学共同カリキュラム』です。
アミューズメントメディア学はAMGグループという出版制作の会社を持っており、さまざまな企業と強いつながりを持っています。
企業からAMGクループに依頼された仕事は学生に振られることもあり、案件を獲得できれば
在学中からプロの現場で活躍できるプログラムになっています。
自分の作品を実際の商品として世の中に発表することも可能です。
その他にもまだまだある!漫画家のための専門学校
上で紹介した3つの専門学校以外にも、マンガを学べる専門学校は日本全国にたくさんあります。
立地やカリキュラムをよく比較検討し、自分に合った学校を見つけてください。
東京アニメーター学院専門学校
学部/学科 | 漫画家プロ養成コース |
在学期間 | 2年間 |
校舎所在地(最寄駅) | 東京都千代田区(JR水道橋駅) |
学費 | 初年度 1,300,000円/2年次 1,100,000円 |
校舎は水道橋と神保町の間に位置し、周りには数多くの出版社が立ち並ぶエリアです。
小規模な学校ではありますが環境も整っており、大手の専門学校と同じように現役の編集者による作品審査も行われています。
学生の自主性を尊重しており、やる気があれば積極的に継続して作品指導をうけたりアシスタントやインターンとして現場の仕事を経験できます。
少人数で学びたい人におすすめの専門学校です。
日本工学院専門学校
学部/学科 | マンガ・アニメーション科 |
在学期間 | 2年間・4年間 |
校舎所在地(最寄駅) | 蒲田校(JR京浜東北線、東急池上線、東急多摩川線蒲田駅)・八王子校(JR中央線八王子駅) |
学費 | 初年度 2,645,690円(2年次は資料請求) |
日本工学院専門学校のマンガ・アニメーション科は2年制と4年制の2つのコースが用意されています。
2年制は主に基礎を、4年制は基礎を習得後にさらに深い専門力の育成や実践を行います。もちろん2年制のカリキュラム修了後に4年制に編入することも可能です。
授業ではアドビ社のPhotoshopやIllustratorを使用し、これからの時代に合わせた漫画家を育成しています。
アナログな原稿作成だけでなく、さまざまなソフトを利用できるのはこれからの漫画家にとっても必須のスキルとなりつつあるでしょう。
日本デザイナー学院
学部/学科 | マンガ科 |
在学期間 | 2年間 |
校舎所在地(最寄駅) | 東京都渋谷区(JR 渋谷駅) |
学費 | 初年度 1,290,000円/2年次 1,110,000円 |
全くの初心者でも漫画を描くために必要な要素を基礎からしっかりと身につけることができます。
日本デザイナー学院は『超実践教育』をテーマに掲げており、座学よりも実践を重視したカリキュラムになっています。
また各出版社とも強いコネクションを持っており、毎年たくさんの作家を輩出しています。
トライアンドエラーを繰り返しながら自分に染み込ませた技術は卒業後どんな環境でも即戦力になることでしょう。
専門学校デジタルアーツ東京
学部/学科 | マンガ・イラスト学科 |
在学期間 | 2年間 |
校舎所在地(最寄駅) | 本館(JR山手線 池袋駅) |
学費 | 初年度 1,280,000円/2年次 980,000円 |
専門学校デジタルアーツ東京は、アプリや雑誌、SNSなど幅広い媒体で活躍できる『これからの漫画家』を育成します。
また1クラスは15人〜25人と少人数制なのでクラスメイトと仲間意識も芽生えやすく同じ夢に向かって切磋琢磨できる環境です。
また先生にも質問しやすいので、つまづいたところはすぐに解消でき自分の成長につなげられるでしょう。
amps
学部/学科 | マンガ専科 |
在学期間 | 2年間 |
校舎所在地(最寄駅) | 東京都中野区(JJR・地下鉄東西線中野駅) |
学費 | 初年度840,000円/2年次700,000円 |
ampsは東京都中野区にある、マンガ、イラスト、アニメの専門学校です。
在学期間は2年間ですが、授業は週3回と忙しい会社員でも通いやすくなっています。
1年目は主に作画や表現の基礎を、2年目は卒業後アシスタントとして就職した際に役立つスキルや雑誌で連載を持った時のための応用を学びます。
また短期コースも用意されており『マンガネーム講座』や『マンガ原作講座』など、学習したいところをピンポイントで学ぶことも可能です。
大阪デザイナー専門学校
学部/学科 | マンガ学科 |
在学期間 | 2年間 |
校舎所在地(最寄駅) | 大阪府大阪市(JR 北新地駅) |
学費 | 初年度 1,340,000円/2年次1,354,000円 |
大阪デザイナー専門学校は、施設や最新設備が充実していると評判の専門学校です。
新しいパソコンや液晶タブレットなども揃っており、課題で使用する機材はいつでも使用可能です。入学にあたってパソコンなどの道具を揃えるのは大きな出費になりますので、まずは学校の設備を利用できるのはうれしいですね。
そして校舎に併設されている図書館には11,000冊の蔵書があり、名作漫画から画集、ポーズ集まであらゆる資料を自由に閲覧できます。
名古屋デザイナー学院
学部/学科 | マンガ学科/マンガ専攻・コミックイラスト専攻 |
在学期間 | 2年間 |
校舎所在地(最寄駅) | 名古屋市中区(地下鉄東山線 栄駅) |
学費 | 初年度 1,234,000円(2年次は資料請求) |
名古屋デザイナー学院はデジタルコミックの技法についてのサポートが厚く、漫画・イラスト制作ソフトCLIP STUDIOPAINTでの作画技術の習得に力を入れています。
液晶タブレットの基本的な使い方や、個性に合わせた線の描き方や色の塗り方まで細かく指導してくれるので
今までアナログでしか描いたことがなくても安心して学ぶことができますよ。
デジタルで漫画を描くことができればグッとデビューの幅も広がります。
まとめ
今回は、漫画家を目指す人におすすめの専門学校を10校ご紹介しました。
専門学校に通い効率的に基礎を学ぶだけでなく、出版社の方に審査してもらえることは専門学校に通う大きなメリットと言えます。
漫画家としてプロデビューするのは厳しい道のりであることに変わりはありませんが、全て自分次第です。
専門学校での環境を活かし、漫画家デビューへのチャンスを掴み取りましょう。